インプラント治療のメリット、デメリット
皆さんこんにちは。
鹿児島市電新屋敷駅より徒歩3分、武之橋駅より徒歩5分の【さな歯科クリニック】です。
最近、とくに人気の高い義歯治療の「インプラント治療」。
治療を導入している歯科医院も増えています。ですが、インプラント治療にはメリットしかないのでしょうか?
今回は、そのインプラント治療のメリットとデメリットについてれ歯やブリッジなどほかの義歯と比較しながらご説明いたします。
インプラントは、ご自分の歯と同じような機能を再現できる義歯です。
歯を失った部分の顎の骨に人工歯根を埋め込み、人工歯を装着します。
顎に直接固定するため、ご自分の歯のような使い心地で、お食事や会話を楽しめるのが特長です。
インプラント治療の最大のメリットは、「健康な歯に影響を与えない」ということです。
ブリッジは両隣の健康な歯も削る必要があり、部分入れ歯もほかの歯にバネをかけるため、健康な歯にも負担をかけてしまいます。
インプラントはほかの歯に負担をかけず、その部分だけで治療することが可能です。
また、インプラントは顎の骨にインプラント体を埋め込むため、天然歯のようにしっかり噛むことができます。
自然の歯に近い噛み心地が得られるということで、左右の噛み合わせのバランスが崩れないというメリットもあります。
さらに、見た目が自然なことも大きなメリットです。
ブリッジや入れ歯は保険診療の範囲で治療が可能ですが、使える素材がプラスチックのため、時間の経過で黄ばんできてしまったり、奥歯の場合には銀歯で目立ったりしてしまいます。入れ歯はバネが見えて気になることもあります。
ほかにも、人間の骨は刺激を与えられなくなると、骨が吸収されて痩せてしまうことがあります。
ブリッジや入れ歯は骨とは直接繋がっていないため、この骨吸収が起こりやすくなりますが、インプラントの場合は、骨に直接噛む力が伝わることで骨を長持ちさせることができます。
インプラントの最大のデメリットは、費用が高くなることです。
インプラントは保険のきかない治療なので、保険診療が可能なブリッジや入れ歯に比べると治療費が高くなってしまいます。
また、あごの骨にインプラント体を埋める手術を行う必要があるので、肉体的な負担がかかり、骨に定着するまでに3~6カ月程度と時間もかかってしまいます。
あごの骨の状態や、基礎疾患がある方は、受けることができない場合もあります。
さらに、歯周病と同じような「インプラント周囲炎」を起こすことがあります。
歯周病と同じく初期症状があまりなく、進行すると最悪の場合は顎の骨を溶かしてしまいます。
ほかにも、インプラント治療は人工物と骨を直接結合させる治療のため、まれに身体がインプラントを「異物」と判断し、インプラントが結合せずに外れてしまうことがあります。
このように、インプラント治療にもデメリットはありますが、メリットも多い魅力的な治療方法といえます。
当院では、しっかりと患者さまのお口を精査し、お口の環境を整えてから丁寧に治療を進めていきます。興味のある方は、まずはご相談ください。